• 検索結果がありません。

第5章 水と緑きらめく自然と共に生きる快適環境の創出 第一次佐久市総合計画 | 佐久市ホームページ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "第5章 水と緑きらめく自然と共に生きる快適環境の創出 第一次佐久市総合計画 | 佐久市ホームページ"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第 1 節 自然と共に暮らすまちづくり

第 2 節 資源循環型社会の形成

5

水と緑きらめく

自然と共に生きる快適環境の創出

中込小学校 高橋 宏典くん

切原小学校 小山 智視くん

布施小学校 矢花 優奈さん

(2)

142

142

* NO2:大気汚染の程度を示す指標。家庭用機器、自動車など様々な発生源がある。

* BOD:有機物による河川などの汚濁の程度を示す指標。

第1節 自然と共に暮らすまちづくり

● 現状と課題

■ 本市は、平成17年度に「環境都市宣言」を行 い、環境にやさしい都市づくりを目指しています。

環境保全は、市民アンケートや小中学生による 佐久市の将来像を描いた絵・作文からも最も関心 が高いことがうかがえ、豊かな自然環境を次代に 継承していくことが、今の時代を生きる市民一人 ひとりの責務であります。

■ 本市の自然環境及び生活環境保全は、佐久市環 境基本条例・佐久市自然環境保全条例・佐久市公 害防止条例などにより、規制・保護・指導を行っ ています。

■ 自然環境保全については、自然環境に影響を与 える違法な行為などを防止するため、関係機関等 との連携による河川パトロールや、自然保護パト

ロールなどを実施しています。 平成13 14 15 16 17年度

1.6

1.3 1.4 1.4 1.2

0.019

0.014 0.014

0.010

0.016

■ 大気中のNO2平均濃度と

  河川のBOD平均値の推移

BOD NO2

(mg/l)

(ppm)

0 1.0

2.0 0

0.020

0.010

0 10 20 30 40 50 60% 太陽光・風力等のクリーンなエネルギーを活用し、地球温暖化防止策を進める

廃棄物の適正処理、削減、リサイクル施策を進める 緑化及び景観対策を進める

省資源・省エネルギー等の環境教育を進める 河川の水質浄化を進める

交通安全対策を進める ■ 平成17年度 佐久市総合計画策定に係る市民アンケート    快適な生活環境にするために力を入れるべき施策(複数回答)

46.3

43.0

29.3

25.5 22.8

19.7

環境保全

環境保全

環境保全 

街並み緑化・公園・景観形成 

水辺空間 

(資料:生活環境課)

(資料:企画課)

143

143

また、近年の都市化の進展などに伴う生態系の 影響を把握するため、平成4年度から実施してい る市内の動植物の生息状況を調査する緑の環境調 査を継続するとともに、自然環境保全に対する意 識の高揚に努める必要があります。

■ 生活環境保全については、大気検査や河川など の水質検査を定期的に実施するとともに、大気汚 染・水質汚濁などの公害を未然に防止するための 指導・監視を強化していますが、関係機関とのさ らなる連携により、市民が安心して、快適に生活 できる生活環境の保全対策が求められています。

■ 生産活動や日常生活の中で排出される過剰な二 酸化炭素やダイオキシン* 、冷却媒体として使用さ れるフロン、また建築工事で使用されていたアス ベストなど多種多様な物質は、自然環境や生物へ の影響、河川の水質汚濁や大気汚染、地球温暖化、 オゾン層の破壊など、地球的規模で多くの問題を 発生させています。

また、地球温暖化対策として平成17年2月に 発効した「京都議定書」の二酸化炭素削減目標 (平成20年∼24年の間に平成 2 年比で6%の 削減)の達成に向け、同年4月に京都議定書目標 達成計画が国から示されました。地方公共団体・  事業者・国民が、それぞれの立場に応じた効果 的・効率的な取り組みを行うことが重要です。

■ 佐久市環境基本計画を策定し、環境問題を身近 な問題として意識の高揚を図るとともに、市民・ 事業者・行政が一体となり、環境への負荷の軽減 に努めるよう、できることから着実に取り組んで いくことが必要です。

■ 限りある地球資源の有効利用、環境負荷の低減 に努めるとともに、佐久市地域新エネルギービジ ョンにより、市民アンケートでも要望の高い日本 有数の晴天率を生かした太陽光発電など、地球に 優しいエネルギーの利用促進に努める必要があり ます。

◎ 佐久市環境基本計画を策定し、環境保全施策を総合的かつ計画的に推進します。

◎ 自然に影響を与える開発行為に対しては、環境保全対策を講じるよう適切な指導・誘導を図るとともに、 快適環境を維持するための監視・指導を強化し、公害の発生防止を図ります。

◎ 市民一人ひとりが環境問題を身近な問題として捉え、市民・事業者・行政が一体となって地球環境の保 全を図ります。

◎ 資源の有効活用を図るため、家庭・事業所・公共施設等において省エネルギー対策を推進するとともに、 本市の特性にあった新エネルギーの利用を促進します。

● 施策の方向

太陽光発電システム

*ダイオキシン:プラスチックなどの不完全燃焼などで発生し、環境中で分解されにくい有害な物質。

(3)

144

144

*公共施設の里親制度(アダプトシステム):市民や企業が「里親」になり、道や公園などを「養子」(アダプト)に見立てて、清掃や花壇整備などを 行うボランティア活動。

(4)地球環境保全対策の推進

● 主要施策

○ 佐久市環境基本計画を策定し、市民・事業者 ・行政が一体となった環境にやさしいまちづく りを推進します。

○ 環境保全意識を高めるため、環境教育を推進 するとともに、環境情報の提供に努めます。

○ 自然環境に悪影響を及ぼす乱開発の防止を図 るとともに、自然環境に配慮した適切な開発を 実施するよう指導・誘導します。

○ 関係機関等との連携を強化し、河川パトロー ルや自然保護パトロールの充実を図ります。 ○ 都市化の進展などに伴う生態系の影響を把握

するため、身近な生き物の生息状況を把握する 緑の環境調査を継続実施するとともに、自然環 境保全意識の高揚を図ります。

(1)総合的環境保全施策の推進

(2)自然環境保全対策の推進

○ 快適な生活環境の維持向上のため、公害の未 然防止の指導・監視の充実を図ります。 ○ 大気汚染・水質汚濁の防止に向けて、大気検

査や河川などの水質検査を定期的に実施すると ともに、関係機関と連携し啓発活動を推進しま す。

○ 緩衝緑地帯の設置や、住宅と工場の混在地解 消に向けた誘導に努めます。

○ 地球規模での環境問題を市民一人ひとりの身 近な問題として捉える意識の高揚を図ります。 ○ リサイクル、クールビズやウォームビズ、エ コドライブ運動や公共交通機関の利用など、日 常生活の取り組みを促進します。

○ 地球温暖化対策を中心とした省エネルギーの 取り組みや森林・街路樹整備、環境への負荷の 少ない太陽光発電など、新エネルギーの利用を 促進します。

(3)生活環境保全対策の推進

● 現状と課題

■ 街並み緑化は、都市計画道路の整備に併せた街 路樹植栽を行うとともに、地域緑化事業による緑 化活動への支援を図るなど、緑豊かな市街地形成 に努めています。

今後も、佐久市緑の基本計画の策定により、市 民の緑化意識の高揚と緑地の適正な保全及び緑化

を推進するとともに、地域住民による国道254 号のコスモスの植栽や地域住民、小学生による国 道142号のフラワーロード活動の実施、ポケッ トパークの整備や公共施設の里親制度(アダプト システム* )の実施など、地域ぐるみの身近な緑化 活動を促進することが重要です。

街並み緑化・公園・景観形成

街並み緑化・公園・景観形成

平尾山公園 稲荷山公園 ふるさとの森公園 ジリの木広場

145

145

■ 市民の憩いやふれあいの場として、身近な街区 公園や近隣公園、親水公園などの整備を進めると ともに、龍岡城五稜郭周辺の歴史に親しむ公園な ど、新たな公園の整備を推進し、公園都市の形成 を図る必要があります。

■ 高速道路から直接利用可能な通年型観光拠点と しての平尾山公園は、昆虫とふれあい、観察でき  る「虫の牧場」と位置付け、昆虫体験学習館、カ ブトムシドーム等の整備を図りました。また平尾 山一帯とともに、その恵まれた自然環境を生かし た森林の持つ“癒し効果”による健康増進や、リ ハビリテーションに役立つ森林セラピー基地の認 定を受けました。

今後は、特徴をさらに高め利用促進を図るとと もに、森林セラピー基地の中心施設としての整備 を図る必要があります。

■ 余暇時間の増加や高齢者など健康志向の高まり に伴い、市民のスポーツ・レクリエーション活動 が活発になっていることから、活動拠点として、 また広域スポーツ交流の中核施設として、緑豊か な総合運動公園の整備が必要です。

■ 景観緑 3 法* の整備など、景観の視点からまちづ くりを進める気運が全国的に高まっています。豊 かな自然を有する本市においても、景観に配慮し たまちづくりは市の特徴やふるさとらしさを守 り、育むうえで重視していく必要があります。

■ 本市の景観は、浅間山、蓼科山や八ヶ岳連峰な どの雄大な山並み、豊かに流れる千曲川やこれに 注ぐ支流、五郎兵衛新田の広大な田園風景、内山 峡や春日渓谷の優れた眺望などの自然景観と、旧 中込学校や新海三社神社、茂田井間あいの宿などの歴 史的建造物等多くの景観資源に恵まれています。 一方、佐久平駅周辺等は、高速交通網の整備や 都市基盤整備の推進により新たな都市景観の形成 が進み、地区計画による近代的な空間が形成され ています。

■ 今後は、景観法に基づく佐久市景観育成計画の 策定により、本市の景観育成の基本方針を示すと ともに、佐久平駅周辺地区や歴史的景観を残す地 区を景観育成重点地区に指定し、地域ごとに独自 の基準をつくり、屋外広告物規制等と連携した良 好な景観育成に努める必要があります。

■ 地域住民による住民協定や緑地協定などの締結 を促進するとともに、市民・事業者・行政が一体 となり、自然と調和した佐久らしい景観形成を図 る必要があります。

フラワーロード活動

◎ 佐久市緑の基本計画を策定し、緑地の保全、緑化施策を推進するとともに、市民・事業者・行政が一体 となった街並み緑化と景観形成を図ります。

◎ 総合運動公園を始めとした各種公園の整備を推進するとともに、森林の保健休養機能を生かした森林セ ラピー基地等の施設整備を図ります。

◎ 自然と調和した佐久らしい景観形成を推進するため、景観行政団体*への移行を目指します。

● 施策の方向

*景観緑 3 法:「景観法」「景観法の整備等に関する法律」「都市緑地保全法改正」を指し、緑や景観の視点に基づく環境の保全・まちづくりを進めるた  めに整備された。

*景観行政団体:地域における景観行政を担う主体。都道府県、政令市及び中核市は必然的に景観行政団体となるが、それ以外の地方公共団体はその長 が都道府県とあらかじめ協議し、同意を得た場合に景観行政団体となる。

(4)

146

146

■ 佐久総合運動公園イメージ図

● 主要施策

○ 地域緑化事業、また地域住民の緑地協定の締 結により、市民・事業者・行政が一体となった 街並み緑化を図ります。

○ 都市公園・親水公園などの整備に努めるとと もに、佐久市緑の基本計画を策定し、総合的か つ計画的な緑地の保全、緑化推進施策を推進し ます。

○ 地域住民との協働による管理や美化活動を行 い、ゆとりと潤いのあるオープンスペースを確 保します。

○ 平尾山公園は、市民の憩いの場として、また 観光拠点として施設の充実を進め、利用の一層 の拡大を推進するとともに、佐久市森林セラピ ー基地として施設整備を図ります。

(1)街並み緑化の推進

(2)公園の整備

○ 市民のスポーツ・レクリエーション活動の拠 点、広域スポーツ交流の中核施設として緑豊か な総合運動公園を整備します。

○ 佐久市景観育成計画を策定し、景観行政団体 へ移行します。

○ 住民協定、建築協定、緑地協定の締結、及び 地区計画の策定など、市民・事業者・行政が一 体となった景観形成活動を促進します。

○ 屋外広告物条例など各種法令・条例に基づき、 景観の保全・形成・誘導を図ります。

○ 都市景観形成にあたり、地中化を含めた電柱 のあり方について検討を進め、事業化に努めま す。

(3)景観形成の推進

147

147

浅科支所 北陸新幹線

中 部

横 断

自 動

車 道

臼田支所○

望月支所

佐久市役所

佐久平駅

◎ ○

254 142

141

佐久IC

越自動車道

❸ ❹

❺ ❻

❼ ❽

5

宇とう公園 成知公園 佐太夫町公園 横町公園 水上公園 平賀新町公園 橋場公園 中嶋公園 鍛冶屋公園 高柳公園

下越公園 橋詰公園 稲荷山公園 仙禄湖公園 やまぼうし公園 ねむのき公園 ミレニアムパーク もみのき公園 けやき公園 中央公園

若宮公園 千曲川スポーツ交流広場 さくラさく小径 成田公園 城山公園 東田公園 取出町ふれあい公園 下の宮公園 中津橋公園 若駒児童公園

泉公園 布施温泉公園 榛名平公園 望月宿公園 ふるさとの森公園 佐久良公園 ジリの木広場 うな沢公園 八幡農村公園 稲荷農村公園

❶ 曽根公園

❷ 久保田公園

❸ 平尾山公園

❹ ゆりのき公園

❺ 枇杷坂公園

❻ 王城公園

❼ 鼻顔公園

❽ 湯川親水公園

❾ 岩村田公園 駒場公園

清川農村公園 離山南ミニパーク 下塚原農村公園 今井農村公園 菖蒲平農村公園 十二新田農村公園 上小田切農村公園 相浜農村公園 沓沢農村公園

(5)

148

148

*ビオトープ:生き物がありのままに生息・活動する場所。

● 現状と課題

■ 本市には、千曲川とその支流や湧水、池沼など 多様な水辺が存在します。豊かで清らかな水は、 養鯉や農業用水などに利用され、市民に多くの恩 恵を与えています。また、水辺空間は田園風景に 溶け合い「清流の里・佐久」のイメージを形成し ながら、市民にレクリエーションの場や安らぎを 与えています。

■ 千曲川・湯川河川環境マスタープランに位置付 けられた地区や、水辺空間の利用可能な地区への 親水公園の設置を進めるとともに、整備にあたっ ては、ビオトープ* 機能にも十分配慮することが大 切です。

また、河川や水路の改修にあたっては、自然災 害を未然に防ぐため治水機能の向上を重視しつつ、 景観や生態系などにも配慮した整備に努める必要 があります。

■ 市民・事業者・行政が一体となって河川や水路 の護岸の植栽及び管理を行い、水辺空間の美化運  動を推進する必要があります。

水辺空間

水辺空間

◎ 豊かな自然環境を生かし、千曲川を始めとする市内河川の親水公園化を図るとともに、日常生活の中で 気軽に水とふれあえる水辺空間の整備を推進します。

● 施策の方向

● 主要施策

○ 千曲川・湯川河川環境マスタープラン等に基 づき、河川の親水公園化を推進します。 ○ 日常生活の中で、気軽に水とふれあえる水辺

空間の整備を図ります。

○ 地域住民等との協働による管理や美化活動を 行い、潤いのある水辺空間を創出します。

(1)河川景観の整備

○ 自然体系に配慮した動植物の生息域確保に努 めます。

○ 新たな親水公園は、ビオトープ機能にも十分 配慮しながら整備を進めます。

(2)生き物空間の保全

さくラさく小径

149

149

第 2 節 資源循環型社会の形成

● 現状と課題

■ 経済活動の拡大による大量生産・大量消費・大 量廃棄型社会は、私たちに豊かで便利な生活をも たらした反面、二酸化炭素等の過剰な排出による 地球温暖化やフロン使用によるオゾン層の破壊、 また廃棄物の焼却処理から発生するダイオキシン による大気汚染などを招き、環境への影響が大き な社会問題となっています。

このような中、平成12年に循環型社会形成推 進基本法が施行され、環境への負荷が少ない循環 型社会の形成の必要性が示されました。廃棄物問 題は、環境の保全や良好な環境を次世代に引き継 ぐうえでも重要であることから、排出量抑制や適 正処理、分別収集による再資源化に取り組む必要 があります。

■ 本市の廃棄物処理は、可燃ごみ・埋立ごみ・資 源ごみの3分類に大別されています。

可燃ごみは、佐久クリーンセンター・川西清掃 センターにより焼却処理していますが、施設の老

朽化が進んでいることから、効率的な廃棄物処理 体制を確立するため、ガス化溶融炉* など環境に優 しい処理施設の建設を推進する必要があります。 埋立ごみは、うな沢第2最終処分場で埋立処理 していますが、平成29年度には残容量が僅かに なると予測されるため、新たな施設整備の検討が 必要です。

また、資源ごみは、古紙類、缶・布・紙パック 類、ペットボトル、雑びん、軟質系プラスチック に分別し資源化を図っています。

本市の資源化率は、県全体の 23.6 %(平成 16 年度)に対し、31.2 %(平成 17 年度)とな っていますが、一層のリサイクルを図るため、今 後もリサイクル情報システムの構築や、市民が自 主的に行うフリーマーケット、学校の資源回収な ど様々なリサイクル活動を促進することが重要で す。

環境衛生

環境衛生

環境衛生 

上水道 

下水道

佐久クリーンセンター

*ガス化溶融炉:ごみを燃やしたうえ、灰分を溶融してスラグ(ガラス質の固化物)化する施設。高温で溶融を行うことから、ダイオキシン類等の有害 物質がほとんど発生せず、環境負荷が低減する。 また、副成物のほとんどをリサイクルできるため、最終処分量が少ないなどの利点がある。

5

(6)

150

150

■ 廃棄物は処分するものではなく、資源として活 用するという意識を持つことが重要です。

佐久クリーンセンターのごみ焼却による余熱は、 駒場公園の温水プールなどに利用されています。 臼田地区では、生ごみを分別回収し堆肥製産セン ターで資源化しています。望月土づくりセンター における家畜糞尿の堆肥は、野菜産地である長者 原地区で活用しています。

また、し尿及び公共下水道などより発生する汚 泥をコンポスト化し、農地へ還元することにより 資源の有効活用に努めています。

■ ごみの減量化・リサイクル化、不法投棄の防止 について、広報佐久、FMさくだいら、佐久ケー ブルテレビなどにより意識啓発を図るとともに、 市民・事業者・行政が一体となった取り組みを推 進する必要があります。

■ し尿及び合併処理浄化槽汚泥等の処理は、佐久 平環境衛生組合・浅麓環境施設組合・川西保健衛 生施設組合で実施していますが、公共下水道等の 普及に伴い処理量が変動するため、適切な管理に より効率的な運営を図る必要があります。

平成13 14 15 16 17年度

■ ごみ処理量及び資源物回収量の推移

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 (t)

5,039 4,751 4,769 3,910

3,685

17,272 17,574 17,576

16,794 17,363

8,688

30,999 30,858 30,734

28,596 28,951

8,533 8,389

7,892 7,903

埋立 可燃 資源物

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000

平成13 14 15 16 17年度

(kl)

36,435

32,887 30,824

26,997

23,558 11,748

48,183

44,375 43,361

39,787

34,988 11,488

12,537

12,790

11,430 ■ し尿及び合併処理浄化槽汚泥処理量の推移

し尿 浄化槽

汚泥

(資料:生活環境課)

(資料:佐久平環境衛生組合、浅麓環境施設組合、川西保健衛生施設組合)

堆肥製産センター

151

151

● 主要施策

○ ガス化溶融炉など、新たな処理施設の整備を 推進します。

○ 最終処分場の適切な施設管理と効率的運営を 促進するとともに、新たな施設整備を検討しま す。

○ ごみ不法投棄・ポイ捨ての防止に向けた意識 の高揚と、適正処理を図るための啓発活動を推 進します。

○ 環境美化意識の高揚を図るとともに、地域住 民との協働による河川や道路などの清掃活動を 推進します。

(1)廃棄物処理対策の充実

(3)し尿・汚泥対策の促進

○ 分別収集の徹底と堆肥製産センターの活用な どにより、再資源化を促進します。

○ ごみ減量意識の高揚を図るための啓発活動を 行い、市民・事業者・行政が一体となったごみ 減量化を推進します。

○ 自家処理による生ごみの堆肥化の推奨や、市 民の様々なリサイクル活動の促進、またリサイ クル情報システムの構築を図ります。

○ し尿処理施設の適切な管理と効率的運営を促 進します。

(2)リサイクルの推進

◎ 適正な廃棄物処理意識の高揚を図るとともに、環境に優しい廃棄物処理施設の建設を促進し、効率的な 廃棄物処理体制の確立を図ります。

◎ 分別収集の徹底と、リサイクル化によるごみの減量化・資源化を推進し、市民・事業者・行政が一体と なって資源循環型社会の構築を図ります。

◎ し尿処理施設の効率的な管理・運営に努めます。

● 施策の方向

(7)

152

152

● 現状と課題

■ 地球規模での異常気象や水源の汚染問題などの 影響を受け、世界中で水の枯渇・不足が深刻化し ています。

このような中、日本は有数の水資源国ではあり ますが年間降水量は減少傾向にあり、近年の異常 気象による渇水・集中豪雨が多発していることか ら、水の安定供給の確保は日常生活において大変 重要になります。

■ 水道事業は、平成19年度から佐久市望月外1 市水道企業団と、一部の地域を除いた望月水道事 業が佐久水道企業団へ移管され、同企業団により 市内の大部分で給水が行われています。このほか 小諸市外二市御牧ヶ原水道組合の簡易水道などに よる給水も含め、平成17年度現在の水道普及率 は99.7 %になっています。

■ 佐久水道企業団では、老朽管の敷設替えなど給 配水施設の維持・管理の充実を図るとともに、水 需要の増加に応じた新たな水源確保と計画的な管 路整備を行い、水の安定供給に努めています。

■ 今後も、給水区域内における未給水箇所への施 設整備や、市民の節水意識の高揚を図るとともに、 災害時の応急給水や応急復旧体制の充実、水源の 環境保全にも配慮した地域水道ビジョンを策定し、 安心で安全なおいしい水を供給することが必要で す。

■ 馬坂・広川原・赤谷・本久保の4地区は、市の 簡易給水施設による給水となっていますが、引き 続き安定した水の供給が必要です。

上水道

上水道

■ 水道普及状況(平成18年3月31日現在)

区 分

水 道

小規模 水 道

上水道

簡易水道

専用水道

飲料水供給施設

簡易給水施設

合 計

2

9

2

6

1

20

箇所数 計画給水人口

99,907

12,990

5,300

167

20

118,384

給水区域人口

95,359

4,264

259

130

16

100,028

現在給水人口

95,098

4,264

259

130

16

99,767 (単位 : 箇所、人)

(資料:佐久水道企業団、生活環境課)

◎ 将来にわたって、安全で良質な水を安定的に供給するため、地域水道ビジョンを策定し、施設整備・維 持管理と水源の環境保全を促進します。

● 施策の方向

153

153

*有収率:供給した配水量に対する料金徴収の対象となった水量の割合。水道事業の効率性を計る一つの指標。

● 主要施策

○ 都市機能の整備等に伴う給水区域の拡大と、 水需要の増加に対応した管路網など、施設整備 を計画的に促進します。

○ 老朽管の敷設替えや配水管のブロック化、災 害に強い施設の整備を促進し、施設の適正な維 持管理と安定給水の確保を図ります。

○ 給水区域内における未給水地区の解消を促進 します。

○ 漏水防止対策の強化による有収率*の向上を促 進します。

(1)上水道の整備

(2)水資源の確保

○ 水源地保全のため、森林の育成や維持を促進 するとともに、水需要に対応した新規水源の確 保を図ります。

○ 広報などにより、市民の節水意識の高揚に努 め、水の有効利用を図ります。

○ 業務の効率化により経費削減を図り、健全経 営を促進します。

(3)節水意識の高揚

(4)経営の効率化

● 現状と課題

■ 平成25年度を目標とする全戸水洗化の推進は、 河川の水質保全や快適な生活環境の創出に向けた 重要な施策であり、積極的な生活排水事業の推進 や、供用可能区域における未水洗化世帯のつなぎ 込みの促進により、早期の実現を図る必要があり ます。

また、使用料の不均衡の解消を図るとともに、 事業の経営状況をより明確にするため、公営企業 会計への移行を進める必要があります。

■ 公共下水道の処理区域は、市街地及びその周辺 地域です。市内処理区域(計画)面積は、佐久市 公共下水道が2,137ha、南佐久公共下水道が 59haとなっています。

佐久市公共下水道については、平成17年度現 在で76.4%が整備済みですが、今後も区域の見 直しを図りながら、計画的に整備を進める必要が あります。また南佐久公共下水道については、既 に整備を終えています。

下水道

下水道

下水道促進デー

(8)

154

154

■ 特定環境保全公共下水道の処理区域は、浅科、 望月、春日の3地区で、処理区域(計画)面積は、 それぞれ166ha、163ha、67haとな っています。

各地区の整備は、ほぼ完了していますが、つな ぎ込みの促進により処理量の増加が考えられるこ とから、処理施設の増設が必要になります。また、 このほかに川西保健衛生施設組合が事業主体で整 備を進めた茂田井地区は、既に整備を終えていま す。

■ 農業集落排水・コミュニティプラントは、計画 された17地区全てが整備を終えています。引き 続き良好な水質を保全するため、老朽化した機器 や施設の更新・機能強化が必要です。

■ 合併処理浄化槽は、家屋が散在する地域におい て生活排水対策の有効な手段となっており、平成 17年度までに5,812基を設置しました。

今後も、適切な水質を維持するため、佐久市浄 化槽協会と連携し、合併処理浄化槽の普及・監 視・指導を強化する必要があります。

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000

平成13 14 15 16 17年度

13,990 15,126 16,252

17,624 18,631 2,453 2,645 2,765 2,761 2,854 5,320 5,450 5,576 5,680 5,812 592 593 595 509 514 ■ 水洗化の状況

(世帯)

(%)

22,355 23,814

25,188 26,574

27,811

公共 下水道

農集 コミプラ 合併処理

60 70 80 64.2 68.0 71.6 74.8 77.8

水洗化率

◎ 全戸水洗化に向けて、佐久市生活排水処理基本計画を策定し、地域の実情に応じた汚水処理を計画的に  推進するとともに、適切な維持管理に努め、河川の水質保全と快適な生活環境の創出を図ります。

● 施策の方向

● 主要施策

○ 公共下水道や合併処理浄化槽など、地域の実 情に応じた効率的な整備を推進します。 ○ 供用可能区域における未水洗化世帯に対し、

環境保全に関する啓発を図り、つなぎ込みを促 進します。

○ 適正な維持管理を行うため、施設の更新・機 能強化を計画的に進めます。

○ 佐久市浄化槽協会と連携し、合併処理浄化槽 の普及と維持管理体制を強化します。

(1)全戸水洗化の推進

○ 使用料の不均衡の解消を行うとともに、事業 の経営状況をより明確にするため、特定環境保 全公共下水道事業等の公営企業会計への移行を 推進します。

○ 維持管理経費の削減を図るため、コミュニテ ィプラント等を公共下水道に接続するなど、処 理施設の合理的な管理方法について検討を進め ます。

(2)安定経営の確保

(資料:排水計画課)

155

155

●望月

浄化

●浅科浄化

春日浄

化セ

佐久市下水道管理

佐久市下水道管理

●望月

浄化

●浅科浄化

春日浄

化セ

佐久市下水道管理

佐久市下水道管理

浅科支所

北陸新幹線

中部横断 自動車道

臼田支所

望月

支所

佐久市役所

佐久平駅

254

142

141

佐久IC

 上信 越自

動車

5

凡 例

公共下水道区域 特定環境保全公共下水道区域 農業集落排水区域 コミュニティプラント区域 合併処理浄化槽区域

(9)

参照

関連したドキュメント

平成 29 年度は久しぶりに多くの理事に新しく着任してい ただきました。新しい理事体制になり、当団体も中間支援団

○国は、平成28年度から政府全体で進めている働き方改革の動きと相まって、教員の

都市 の 構築 多様性 の 保全︶ 一 層 の 改善 資源循環型 ︵緑施策 ・ 生物 区 市 町 村 ・ 都 民 ・ 大気環境 ・水環境 の 3 R に よ る 自然環境保全 国内外 の 都市 と の 交流︑. N P

○ また、 障害者総合支援法の改正により、 平成 30 年度から、 障害のある人の 重度化・高齢化に対応できる共同生活援助

3R・適正処理の促進と「持続可能な資源利用」の推進 自然豊かで多様な生きものと 共生できる都市環境の継承 快適な大気環境、良質な土壌と 水循環の確保 環 境 施 策 の 横 断 的 ・ 総

3R・適正処理の促進と「持続可能な資源利用」の推進 自然豊かで多様な生きものと 共生できる都市環境の継承 快適な大気環境、良質な土壌と 水循環の確保 環 境 施 策 の 横 断 的 ・ 総

年度 対平成 16 年度 マンガン一次電池の原料となるEMD 17.7% 15.5% 16.4% ▲1.3 ポイント アルカリ一次電池の原料となるEMD 74.9% 73.7% 73.2%

3R・適正処理の促進と「持続可能な資源利用」の推進 自然豊かで多様な生きものと 共生できる都市環境の継承 快適な大気環境、良質な土壌と 水循環の確保 環 境 施 策 の 横 断 的 ・ 総